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なんか小学生の女の子みたいになっちゃった。
歳をとればとるほど、髪型がどんどん幼くなってるという、なんとも不思議な現象が起こった。

別に嫌なわけじゃないけど、鏡を見るたびにやっぱりすごい違和感。
自分らしくない人がそこにいる感じがしてしょうがない。

そういえば。


「自分らしい自分」っていうのが、だんだんだんだん怪しくなってきた。

今現在、どういうわけかこんな風になってしまった自分のほうこそが、
「ホントの自分」、「本来の自分」に近いのかが、わからない。

おかしくなったのは、たぶん去年の一月かニ月ぐらいからかな。
いやたぶんもっと前。

でも自分の中で何かがとうとう崩れ始めたのは間違いなく、
あの頃の二つの出会いが大きかった。

と言っても、全然、他人のせいだからとか、そういうんじゃなくて。むしろ、その逆。
これだけは先に言っておきたい。


ここんとこ、仕事はちゃんとしてる。それなりにできてる。
日常も普通に支障なく送ってる。

なのに。
それだけでもう精いっぱい。


人と、喋れない。人が、怖い。


愛してくれる、心配してくれる友だちでさえ。


人間不信ってほど大袈裟なことではないけど。
なんもこんなふうに深刻ぶって言う必要なんかないけど。

そう思うけど。

どうも人のことを信じる勇気が、どこにもないみたい。
というのも、人をがっかりさせない自信がないからなのだ。

ぜったい、本当の自分を知られたら嫌われるから。
ぜったい、いつか捨てられるから。ぜったい、いずれそばから離れてしまうから。
ぜったい、私なんかの代わり、いくらでもいるから。

って、不安のあまりに、自らから人のことを信じるのやめた。

そうしておけば、その分、信じてもらえないことも、愛してもらえないことも、
当たり前みたいになるから傷つくことなく済むんだ。

ずーっと強がってるくせに、本当はどうしようもないビビリで、臆病者で、弱虫だ。



だからね。
野田さんの書いた歌詞を見た瞬間ほんとビックリ。

「どうせいつかは 嫌われるなら 愛した人に憎まれるなら
    そうなる前に僕の方から嫌った僕だった」


そしてその後に衝撃的な出会い。
あまりにも似たもの同士過ぎるから確信したんだ。

きっと、もうどうしようもない。直らない。救いがない。

だって、そういうのはもう、
自分の根っこみたいな部分なんだから。


そう考えてるうちに、なおさら自信なくなってく一方だ。

もうほんとに、どうしたらいいかがわからない。
いつまでこんなうっとうしい自分でいるのかも、わからない。

消えたい。

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